確定申告行ってきましたat福岡タワー

ふるさと納税・医療費控除してきたよ

昨年、とうとうふるさと納税にトライしてみました。
なぜこのタイミングで始めてみようと思ったかというと理由は二つ。


1つめは、社内勉強会で税金の講義を受けていた時です。
パートの身では雑談など交わさないような知識量の豊富なベテランの社員さんが
講義の合間にさらっと、ふるさと納税はやらないと損です。とおっしゃったからです。これは効いた。


2つめは自分自身の所得税が発生したため。
下の子の小学校生活が終わり、手のかかる時代からお金のかかる時代へと人生の駒が進んだのが一昨年。
先に経験した上の子の高校受験までの道のりで、塾と学費は恐ろしいほどにお金がかかると実感した年でもありました。怖かった。人生の三大怖かったに入るほど恐怖を味わいました。

(ただその一年で「家事育児に必要な細切れシフト、仕事の拘束時間と収入・責任量のバランス、それを支える自分の健康、の、トータルコスパ」という観点から考えに考え抜いた結果、また扶養に戻るのですが、それはまた別の話。)


とにかく所得税を、さらには住民税を少しでも取り戻せるこの正攻法を会社員がしないのはもったいない。とやっと気づいたのが昨年のタイミングでした。

なので今回の初ふるさと納税は旦那の所得税と住民税対策です。
旦那を巻き込むので少しでも精神的ハードルが下がるように旦那の愛用しているpeypeyを使ったさとふるのふるさと納税を利用しました。

動き出したのが年末ぎりぎりであったため、おせちやクリスマスの予約などという時期は過ぎていて、ましてや季節のフルーツをなどと悠長なことを言っている場合でもありませんでした。
年末に嫁がよくわからないことをまた言い出した感のある旦那に、無駄な買い物ではない。税金対策だということを説明し、じゃあよくわからないけど、これくらいの金額買い物していいってことね?と念を押され、
「へーアウトドアとか沖縄のグラスとかもあるんだ。」と雑誌でもめくる感じで言い出した旦那に、
あと一週間で今年も終わるので、今回はとりあえず日常の食材メインにしてみよう。
中身についてのこだわりは来年からで。と提案をし、二人の好物の少し高級な食材(海鮮など)と牛豚牛と鮭のアウトレットなど日常消費の食材を選択してもらい、6か所ほど寄付をしました。

何とか今年中に、目標である「とりあえずふるさと納税やってみよう」ミッションをクリア。

ちなみに今回はワンストップは考慮しませんでした。
なぜなら今年は医療費がかさみ、確定申告をする予定があったからです。
私なりの事前勉強で、別件で確定申告をするのであればワンストップの権利?がいったんリセットされてしまうのでどちらにしろふるさと納税も確定申告がいると聞いていたためです。

そしてとうとう2/15を迎えるのですが、確定申告に関しても私は一つの計画がありました。

強引にふるさと納税させてんだから、確定申告してくれるんでしょ?という雰囲気の旦那に、
マイナンバーカードで今回申告すると、初年度は面倒かもだけど二年目からはすっと行くはず。
楽しかったふるさと納税の確定申告までを毎年手軽に行うためには、今年の申告は頑張りどころだ。と何食わぬ顔でエールを送り、申告担当に何気に任命した。

もちろん、ネット手続き関係は簡単というのは名ばかりで、たいていうまくいかなくておまけに恐ろしく時間は取られる。ということは知っている。
どうしてもだめなら10年くらい前に行った福岡タワーの申告会場に自分が行くから。
と、責任負担を分担するつもりでいる旨をアピール。

そうしてまさかの申告担当に任命されたであろう旦那は、週末2週にわたり休憩をはさみながら、あからさまにため息をつきながら、いやいや感満載でトライしてくれ、私は見ているようで見ていないような立場を取りながら見守る担当。結果は残念ながら撃沈。
かなりイライラした感じで、無理。全然進まないし、エラーばかりで自分がどの工程にいるのかもわかんない状態。と独り言のようにつぶやいた。実質の担当放棄の瞬間。

ここが限界かな。いろんな意味で。
交代の時を悟った私は粛々と福岡タワーに行く準備を始めることにした。

ネットでの申請を軽くおさらいし、イメトレをしたのち、事前準備していたふるさと納税の受領書、家族個人ごとにまとめた医療費の領収書を持ち、とりあえず福岡タワーへ。
なんとなく一回ではすまない気がしてあまり深く考えず到着した金曜日。
すでにたくさんの人が壁際に待機している会場で、整理券を配る男性を見つけ近寄ると、クリアファイルに注意書き説明と待合番号などの入ったものを渡される。

パーテーションで区切られた待合スペースに座り、説明分を読みながら待つ。
基本的に本人のスマホを使って作業をしてもらう。
85%の人はネットで申請している。
待ち時間を利用してあなたもレッツトライ的な、ネット申請をしてほしい感満載の文章がつづられている。

それなら旦那はなぜできなかったのだろう・・・。来年はうちもできるのかな。と思いながら必要書類を見ていると、
平成29年度から医療費の申告は領収書ではなく、それを病院と家族名ごとにまとめた明細が必要と書いてある。そういえば去年のうちにパソコンに準備していたそれを印刷せず、本日は領収書しか持ってきていないことに気づいた。
あーやっぱり。今日は無理か。今日はジャブをうちに来ただけだし。想定内だし。
と自分に言い聞かせながら、帰るなら駐車場代のかかる前にとすぐに立ち上がる。

帰りにもう一度係の人に話しかけ、本日一番確認ききたかったことを尋ねる。
「忘れものをしたので今日は帰るのですが、ネットは主人ができないと繰り返していました。
難しいポイントはあるのでしょうか。そして、タワーでの申告もネットも本人ではなく妻の私が代わりにすることは大丈夫でしょうか」
返答は、大丈夫とのこと。
ネットでもスマホでも奥さんが処理できる。
そして一度でもネットで申告していれば発行されているはずのIDとパスワードで家から簡単に申請できます。マイナンバーがなかったとしても、奥さんでも本日でもできる。とのこと。

ネットの申告はしたことはないのでIDなどはないと本人が言っていた。と伝えると、
それでは今回ここで申請してもらえば発行されるから、来年から自宅でしてみてください。と言われる。

聞きたいことが聞けたので安心して帰宅し、月曜に出直すことにした。
月曜もおそらく終日2時間半は待つだろう。と言われた。そのつもりで行こう。

週末の空き時間でパソコンを開く、できないなりに申告書の印刷までしたら、会場での待ち時間が短縮できるかも?という理由からだ。
源泉徴収票片手に国税庁のHPを開き、紙で印刷するというボタンを選択。
説明の通り数字を入力していく。

そしてこの時、今年おりた私の日帰り手術の保険料から家族全体の医療費の合計を引くとギリ10万を切ることに気づく。えー医療費申請必要なし!?
しかしこのとき作業工程が一つ減ったことにむしろホットしていた。
まあ、金額で損したわけじゃないからノープロブレム。やり方わかったし。ノーダメージ。とひとり納得しながら。作業を進める。

途中扶養家族と本人のマイナンバーを入力する欄が出てきたので全員分を入力するが、
最後の印刷の時点でマイナンバーカードがある場合、全員分の添付を要求されるがいいか?的な質問が出てくる。
いややし。と思った私は、画面を戻り番号を消していった。

印刷画面まで無事到着したのでPDF画面をUSBに入れ、コンビニで印刷できる状態にしてから準備を終了する。

USB・源泉徴収票・ふるさと納税受領証・念の為主人のマイナンバーカードをと医療費の領収書を持ちいざ再び福岡タワーへ。

午前中別件の用を済ませ、タワーについたのは12時ごろ。
金曜日よりさらに人の多い気がする中、受付番号を取りに行く。
15時からのグループです。45分ごろから呼び出しがかかります。
ということだったので長期戦を覚悟していた私はTNC放送会館のタリーズコーヒーで14時半まで待機。

再びタワーに戻るとほどなくして番号を呼ばれる。張り切って返事をして壁際待機組に加わる。

グループ集合を確認した係の方は観光旅行のように私たちを二階の待合室へ案内してくれた。
申告内容で「準備」・「書類」の二つのグループに分かれることを説明され、それぞれの番号発行機から新たな待合番号が印字される。
待合室でインボイス制度の動画説明などを見ていると、番号が呼ばれ、とうとう一階の申告会場へ。

前回の申告はおそらく10年以上前なのに、雰囲気はあまり変わらないなあ。と思いながら申告会場の入り口へ到着。
自分のグループの列へ並び少しずつ前進。たどり着いたのは下準備の書類を書く立ち合い記入場所。
若い男性のサポートを受けながらふるさと納税の書類を受領証のみピックアップしなおし、その件数を伝え、源泉徴収票を準備し。
サポートの方が鮮やかに準備書類をクリアファイルへ整えていかれる。
ついでに、医療費の準備をしていたが、私の保険が家族の医療費と相殺されて申告の必要がなくなったということをダメ元で伝えてみる。

その保険金額が該当するのは、ご自身の手術の治療費のみですよ。
だからご自身のほかの病院代も、ご家族の病院代もその保険金とは相殺しなくて大丈夫です。
申告できますよ。とのこと。
まじか!聞いてよかった!お兄さんありがとう!!と思いながら、
明細を印刷してきていないので、出直そうかな・・・。とつぶやく私に、
もうずっとこの人出だろうから本日申告まで済ませて、4月以降修正申告をしたらどうでしょう。
という一人ではとても思いつかないアドバイスをいただいた。
そうします!なんて合理的でありがたい提案!

ついでに、主人がマイナンバーで申告をしようとしてもエラーが出てイライラするばかりで全然すすまないんだと言っていたのですが、どういうところで引っかかるのでしょうか。と聞くと、
ちょうどマイナンバーカードの登録期限の駆け込みピークがきていたため、混雑によるエラーが出ていたのかもしれない。今してみたらスムーズに進む可能性が高い。
と、これも自分では思いつかなかった予想をいただく。
なるほど。次回はマイナンバーカード経由の申告も我が家でもできるのかもしれないと期待を持ち、立ちっぱなしブースの割にはたくさんの収穫物を得て何とも言えない満足感。
これだから対面はやめられない。


時刻は15時過ぎ。タワーに来てからすでに3時間を経過している私は迷わずお兄さんの提案をありがたく頂戴し、再び次の列へ。

じりじりと牛歩で進んだ後、自分の番号が呼ばれとうとうパソコンの前へ。
そう。私は週末に準備した書類を印刷しなかったのです。
この書類を持参したら、ただ提出して終わって終了になるのでは。と気づいた私。
今年の時間短縮より、来年のID取得。
やっとこぎつけたパソコンブースで週末に一人打ち込んだ内容を再度係の人の指導のもと、打ち込む。
しかし2点ほど一人の時とは違う内容になる。

1つはふるさと納税の内容入力。
すべての受領証を提出して帰ってもいいのなら、6件分をまとめた額を打ち込んでいいとのこと。
受領証など全然いらない私は二つ返事でOKし、6回かかる住所や金額などの入力を一回で済ませる。

2つめはマイナンバーの入力。
マイナンバーカードありますか?あればでいいので入力してください。とのこと。
しかしこの人出、この流れ、説明書に記載のないマイナンバーカードの添付義務はここでは要求されないだろうと踏み、すべて入力。そしてやはり添付の要求などは全くなかったです。

あとは印刷。までの段階に至ったところで係の方に、
先ほど医療費が申告できることがわかり、修正申告で対応したい旨を伝え、やり方を尋ねる。
サポート対応の若い女性はグループ長のような男性を呼んでくださり、無事説明を享受。


申告は手続きの混雑が落ち着く5月以降、
ネットでの申告はできないため、西税務署へ電話にてその旨を伝えてください。
今回渡す申告書、医療費の明細書など必要書類を電話で言われるのでそれを準備して税務署にて修正をお願いします。とのこと。

聞いてよかった!来てよかった!と安心し、聞きたいことをすべて聞けた私は満足して書類を持って提出ブースへ。

タワーを出たのは16時半。長かった。I’m ドーナッツ 越え。(←3時間)

しかし、確定申告やなきゃ。とか、でもわかんないことだらけ。とかのプレッシャーからやっと解放され、すっきりとした気持ちで夕方の直前の青空を見上げながら帰宅についたのでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました